リフォーム業者の選定： 相見積もりはたくさん取るべき？

「空き家再生賃貸」の秋田でございます。
リフォーム事業者様を探すとき、コストの観点からいくつかの事業者様から「相見積もり」を取るべきだという意見をよく耳にします。

私の経験から申しますと、「相見積もり」を取るためには、まずどういったリフォーム工事の内容を施工して欲しいのかを、私ども発注者の方で決めていく必要があります。
その内容に対して何が必要なのかということを詳しく把握していないと、そもそも詳細な「見積もり」を取りづらいと思います。

また「コスト」の観点以前の問題として、私どもが古い中古家屋に対してリフォーム工事を施してもらう際に、私どもの望むことを正確に実行してくれる事業者様があるのかどうかということが、「見積もり」を取る前に重要なことだと思います。

変に項目を細かく区切って、リフォーム事業者様に「見積もり」の作成をお願いすると、事業者様もその「見積もり」を作るための時間も費用も必要としますから、無料で「見積もり」を作成していただけるかどうかということも分かりませんし、本当にそういった依頼に応じてくれる事業者様がおられるかどうかということも定かではありません。

まず第一に、ご自分が望む工事を実行していただくことができる事業者様、すなわち信頼できる事業者様であるかどうかということを、事業者様とのコミュニケーションの中で見極めるということを重視して、くれぐれも「コスト」の観点だけで事業者様を決めることがないように、お互いの信頼関係を作るようにしてください。